攻防 選択2021
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 自民党の石破茂元幹事長が総裁選に出馬しない考えを表明したことを受け、地元関係者は判断に理解を示しつつ、迫る衆院選での求心力低下を懸念した。

 昨年の総裁選で惨敗したものの、世論調査で依然として人気が高い。

 総裁、首相としての活躍を望む党鳥取県連の斉木正一幹事長は、河野太郎行政改革担当相を支援し党改革を目指すとの判断に「考えられた結果。致し方ない」と受け入れた。

 赤沢亮正衆院議員(鳥取2区)は「大きな政治の流れを変えることが重要」と理解し、舞立昇治参院議員(鳥取・島根合区選挙区)も「(石破氏の)思いを支持したい」と話した。

 支援組織は希望を捨てていない。

 石破氏の親族を中心とする盤(ばん)山(さん)会の松本紘一郎幹事長(78)は河野氏が次期首相に選ばれ、石破氏の存在感が高まることを願い「まだ首相への道が閉ざされたわけではない。国のために活躍する場面はある」と信じる。

 ただ、鳥取県内では県出身者初の首相誕生を期待する声が根強いがゆえに、総裁選不出馬で県民の失望を買う懸念がある。

 衆院選を前に、東部選対本部の福田俊史事務総長は「モチベーションが下がらないようにしないといけない」と強調。12年衆院選で記録した最高得票率(84・5%)の更新に向け、組織の引き締めを図る考えを示した。 (藤井俊行)