島根県は、DXに向けた従業員の教育やリスキリングを推進する県内企業、個人事業主を支援するため「学び続ける人材」=「自立型学習人材」の育成のためのオンライン学習講座を提供しています。

パート2 (株)原工務所 江津市

バックオフィスDX促進 講座受講でスキルアップ

 島根県西部を中心に土木建設工事を手掛ける(株)原工務所(本社・江津市敬川町、原諭社長、社員76人)は、工程管理や作業指示などのバックオフィス(管理)業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的に、5月からオンラインビジネス講座の受講を始めた。

 土木建設業界は、来年4月からの残業規制強化に伴う「2024年問題」や、従事者の減少・高齢化などの課題に直面しており、DXによる生産性向上が急務だという。

 同社では、ペーパーレスやリモート会議の導入、情報通信技術を取り入れたICT建機や3次元測量設計など現場でのITソリューション導入が先行する一方で、管理部門のDXが遅れていた。このため昨年4月、DX推進室を新設し、課題の洗い出しを進めた。

 横木伸郎室長は「工程管理やリソースの手配、作業指示など管理部門の多くが業務ごとに属人化していたり、相互の実用的なデータ連携ができない状況。現場の管理技術者は日中現場を見て、作業終了後に書類作成するという流れで、他部署より残業率が高い傾向が続いている」と指摘。工程管理のデータ連携について検討を進め、工程管理の業務プロセス変革を進める改善方針を固めた。

「管理業務のDX推進が急務だ」と話す横木室長

 推進室は現場技術者を含む4人。オンラインビジネス講座では必須講座に加え、「業務効率化コース」「事務OAスキルアップコース」など推奨5コースなどから各自が自由に選択し、デジタル技術やクラウドサービスなどDX関連の講座を中心に受講している。

空き時間を活用して動画で実践的なスキルを学ぶ

 同室の井上慶子さん(46)は「業務効率化に有効なExcelのマクロ機能学習に役立てている。オンラインなので空き時間が活用でき、実践的なスキル習得ができる」。現場技術者として参加する2級土木管理技士の丸山優さん(27)は「現場サイドの細かい要望を反映させ、有効にアウトプットしていきたい」と話す。

 横木室長は「講座によるスキルアップでバックオフィスDXを推進し、働き方改革と生産性向上につなげたい」と期待を込める。


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