―今年2月に「湯ったリハ城北デイサービス」が新規オープンしました。
一般的な1日型の通所介護も提供しながら、午前中にリハビリをして入浴し、昼食を取って帰るという利用も可能です。近年、介護度が低い方からデイサービスでの入浴の要望が増加。要支援1、2の場合は通所介護の基本単位から入浴介助が削られています。施設によっては善意で入浴を受け入れ、負担になっている実情があります。しかしそれも難しい事業所が多く、当社が受け皿になろうと決断しました。家庭での入浴の不安が解消され、長時間の通所に拒否感がある方にご利用いただくことで、家族が休息する機会にもなってます。
―新施設の事業形態は企業としてどんな利点がありますか。
介護保険収入が減っている今、このような受け入れは利益の面では負担になる可能性も。しかし、私たちが提供可能なリソースの中で地域の方に満足してもらうことが第一です。集客の面では、半日利用の方はいずれ1日型に移行していく可能性があります。また当社は訪問介護・看護等も行っていますので、個々のニーズに合わせて長期的にサポートが可能。新規でご利用いただく入り口になれば、複合的に収益を上げられると考えています。
―今後の展望は。
2025年から5年計画で、通所介護とともに訪問看護の強化を進めています。住み慣れた地域で最後まで過ごせるよう、在宅診療医と連携しサービスを提供。昨年25名の方を看取りました。その継続・拡大のためには人材の確保も課題です。昨年は基本給を訪問看護事業の看護職で平均21%引き上げました。また、県立大学と協働の認知症カフェや、公民館での介護講座等、情報発信や地域との接点を持つ活動を継続。地域の介護・看護の存続と事業継続をともに実現できるよう、多様な取り組みを続けていきます。

近年では、介護ロボットの導入や普及が進んでいますが、弊社では、人間にしかできないスキルを求めています。笑顔で明るい人。誰にでも丁寧な対応ができ思いやりがある人。協調性があり感謝の気持ちを伝えることができる人。向上心や意欲があり責任感がある人。素直で誠実な人。介護職はやりがいを感じる魅力的な仕事です。

白根侑哉=島根県松江市出身(42歳)2016年に現職に就任。
市内一般企業に就職したのち2009年(有)おおぞら(現在は吸収合併)に入社。2011年父親とともに㈱ラッシュ設立。専務取締役に就任。これまで県内の介護事業6法人11事業所をM&Aによる吸収合併に携わる。趣味は低い山登りと晴れた日のゴルフ。













