―高級特殊鋼「ヤスキハガネ」を使った高機能加工品を提供しておられますね。
島根大学などとともに、次世代モーターのコア部分である「積層モーターコア」の試作に力を入れています。電磁鋼板より応答速度が速く、消費電力が少ない特性があり、小型化や軽量化が期待できます。2025年7月には、東京であった大型展示会「テクノフロンティア」に出展し、国内外の数十社から引き合いがありました。

 

―御社の強みは。
わが社は、70年間特殊鋼を手掛け、現在でも材料の90%以上でヤスキハガネを使用しています。鋼種の特徴について有するさまざまな知見に基づき、お客さまに提案ができます。材料については多くの人にとって未知の部分で、そこにわれわれの強みがあります。

 

 

―新卒採用で独特の方式を採用しておられるそうですね。
採用時は人間性に重点を置き、社員を交え、2日間の合宿形式でマネジメントゲームを行っています。私が講師で、社員と学生がそれぞれ社長となり5年間の「会社経営」をしてもらいます。人となりがお互いによく分かり、入社後に人間関係で戸惑うことが少なくなります。

 

―人材育成や職場環境づくりは。
「企業は人にあり」を改めて感じています。労務費や資材価格が上がる中、社員が国内外のお客さまと丁寧に価格交渉を重ね、契約につなげてくれたことは個々の人間力が会社を支えていると実感する出来事でした。だからこそ、その力を発揮できる働きやすい職場づくりにも力を入れており、厚生労働省の「えるぼし」と「くるみん」の認定もいただきました。今後も社員が成長し、活躍できる環境づくりを続けていきたいと思います。

 

―社員との連携も密ですね。
月1回の全体朝礼で、毎月の売り上げや利益についても私が社員に説明し、同じ方向を向いてもらえるよう取り組んでいます。社員の生活を支え、安心して仕事ができる環境を整えることが社長の仕事です。

 

守谷刃物研究所は文系・理系問わず、「つくる」ことが好きな人を求めています。 大切なのは、お客様が求めているものを「かたち」にして、喜んでいただくことです。 「かたち」にするのは、実際に加工をする仕事だけでなく、その準備をする仕事・品質を管理する仕事・それらの人々を支える仕事など、様々な関わり方があります。 一緒に新たなことへチャレンジしてみませんか。

安来市出身(60歳) 松江工業高等専門学校卒業後 1986年入社 2024年3月に社長就任
趣味はゴルフ、映画鑑賞、カラオケ。 最近はNETFLIXにはまっていてアニメなども視ます。 空いた時間に外出先でも視ることが出来るため非常にはまっています。 好きな作品は『転生したらスライムだった件』『呪術廻戦』『鬼滅の刃』など。