松江ゆかりの明治の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を、妻セツが回想した「思ひ出の記」が注目されている。夫妻をモデルに27日まで放送されたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の影響が大きい。松江市のハーベスト出版では、これまで2万部を発行したうち、1万6千部が放送期間中のもの。担当者はドラマを追い風に、人間・八雲を伝えたセツの功績に光が当たってほしいと願う。
「想像以上によく売れている。大ヒットだ」と、ハーベスト出版で思ひ出の記を担当する沖田知也さん(36)が驚く。2024年から発行し1部1760円。ばけばけ開始までの部数は4千部だったが、昨秋に放送が始まり、ドラマが盛り上がった年末以降、伸びが著しくなった。
八雲は膨大な著書を残す一方、自身の生活は多くを語らなかった。思ひ出の記はそんな八雲の性格や日常生活、怪談の制作過程などを、そばにいたセツの視点で克明に記し、在りし日の文豪の姿がよく分かる。
ばけばけでは最終盤、...













