第二章 萌芽

 これまでカヨと一緒に過ごし、笑い合ったことは何度もあるのに、成(なる)榮(え)の記憶の中から今夜のカヨほど満ち足りた表情を引っ張り出せない。

 カヨちゃん、何がそないに...