子育て支援に軸足を置いた若者政策が曲がり角にある。どうあるべきなのか。人口減少社会の在り方を探るため、2025年10月に各界の有識者らで設立された民間組織「未来を選択する会議」で共同代表を務める小林味愛さんに聞いた。

 ―これまでの若者対策には、どのような問題があると考えるか。

 「分かりやすい解決策のあった昭和の成功の図式に固執している。当事者の本音を置き去りにしたまま政策が動いており、率直に言って違和感が大きい。高度経済成長期には、分業や専業主婦モデルといった効率的な『成功の型』が機能していた。しかし人口減少時代の今、国が提示する『仕事も育児もしっかりこ...