第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 表彰式
5団体・10個人 飛躍誓う (2020/2/27)
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第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞の表彰を受けた選手の皆さん=松江市殿町、山陰中央新報社 |
第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞の表彰式が26日、松江市殿町の山陰中央新報社であり、2019年の全国規模の大会で特に優秀な成績を収めた島根県内の中学、高校の5団体、10個人に表彰状と記念盾が贈られた。次代を担う選手たちは、さらなる飛躍を誓った。
表彰式には受賞者、指導者など約30人が出席。山陰中央新報社の松尾倫男社長が「皆さんが競技に励む姿が、地域のエネルギーになっている」とあいさつ。選考委員長の斎藤重徳島根大名誉教授は選考経過を報告し、「県勢のレベルが上がっていると感じる。受賞を糧に一層精進してほしい」と激励した。
昨年10月の茨城国体ボート少年男子シングルスカルで優勝した小野田空羽(くう)選手(松江高専3年)が、受賞者を代表して「さらに上のステージで活躍するとともに、ボート競技の発展に向けて精進したい」とあいさつした
同賞は、島根県、県体育協会、県高校体育連盟、県中学校体育連盟の推薦を受け、6人の選考委員が「個人は中学、高校を通じて1回」などの規定に沿って選んだ。
受賞者の横顔
第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞
5団体、10個人が受賞 (2020/1/22)
島根県内の中高生を対象に2019年の全国規模のスポーツ大会で特に優秀な成績を収めた団体、個人を表彰する第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞の選考会が21日、松江市殿町の山陰中央新報社であり、5団体、10個人の受賞が決まった。表彰式は2月26日に同社である。
5団体の内訳は高校3、中学2。高校は全国高校総体カヌースプリント男子カヤックフォア500メートル2位の島根中央男子カヌー部と、同総体ボート女子かじ付き4人スカル2位の松江北女子ボート部、全国U18女子セブンズラグビー大会2連覇の石見智翠館女子ラグビー部が選ばれた。
中学はジュニアオリンピックカップ全国中学生なぎなた大会で団体試合優勝の出雲北陵女子なぎなた部と、横田と仁多で編成され都道府県対抗11人制ホッケー選手権2位の県選抜男子に決まった。
高校の個人は、茨城国体で正式種目となった少年男子ビーチバレーで2位の藤原健斗・江隅孝太ペア(大東)や、ライフル射撃のジュニアオリンピックカップ女子ビームピストル60発で優勝した羽田向日葵(立正大淞南)ら6人を選出。
中学個人は、全国中学校体育大会の陸上男子400メートルで自身の持つ中学山陰記録を更新して頂点に立った山崎琉惟(出雲三)、全日本武術太極拳選手権男子こん術Bで県勢初優勝した高梨航希(松江四)など4人とした。
選考は県、県体育協会、県高校体育連盟、県中学校体育連盟から推薦された団体、個人が対象。個人表彰は中学、高校を通じて1回などの規定に基づき、島根大名誉教授の斎藤重徳委員長ら6人の選考委員が協議した。
第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 受賞者の横顔
第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞は島根県内の中高生の中から、2019年の全国規模のスポーツ大会で特に優秀な成績を収めた5団体、10個人が選ばれた。
内訳は団体が高校3、中学2、個人は高校6人、中学4人。中学はお家芸のホッケー、なぎなたで全国トップクラスの成績を残し、女子ラグビーの石見智翠館高は2連覇を達成した。カヌースプリントは島根中央勢が団体、個人ともに受賞した。陸上で中学2人の活躍も光った。
受賞団体、個人を紹介する。
島根中央高男子カヌー部
総体でトップと僅差2位 全国高校総体(8月)のカヌースプリントカヤックフォア500メートルで島根中央が2位に入った。
小鑓亮太、中野湧太、平田修希、斎藤哲一の4人で出場。スタートダッシュを決めて逃げ切りを図り、400メートル地点まではトップを維持した。抜かれても集中し、1位と0秒948差の1分35秒774でゴール。川本と邑智の統合で開校した2007年以降、同競技で初のメダル獲得となった。ほか1種目で入賞し、10月の国体でも活躍した。 |
松江北高女子ボート部
総体 種目で山陰勢最高の2位 全国高校総体(8月)のボート女子かじ付き4人スカルで松江北が2位に入った。普段は後半型のチーム。強豪がそろう準決勝以降は前半から全力でこぐ作戦に出た。準決勝は組1着とすると、4艇で争う決勝もスタートダッシュに成功。息の合ったオールさばきを見せ、首位と1艇身差の3分31秒62でフィニッシュした。 |
石見智翠館高女子ラグビー部
全国U18 貫禄の2連覇 7人制ラグビーの第2回全国U18(18歳以下)女子セブンズラグビー大会(10月)で、石見智翠館高(中国ブロック)が2連覇を果たした。 |
出雲北陵中女子なぎなた部
全国大会 団体で初優勝 なぎなたのJOCジュニアオリンピックカップ第27回全国中学生大会(7月)の団体試合で出雲北陵中が初優勝した。 |
中学ホッケー男子島根選抜
全国対抗戦 惜しくも準優勝 ホッケーの第20回全日本中学生都道府県対抗11人制選手権で、島根男子が前回の3位を上回り、準優勝した。 |
高校カヌースプリント
斎藤哲一、行田朋晃(島根中央)
1年生ペア 国体2位 茨城国体のカヌー少年男子スプリント・カヤックペア200メートル(10月)で斎藤哲一・行田朋晃(島根中央高)の1年生ペアが2位に入った。 |
高校ビーチバレー
藤原健斗、江隅孝太(大東)
国体初種目 見事な準優勝 茨城国体のビーチバレー少年男子(9月)で藤原健斗・江隅孝太ペア(大東高)が準優勝した。 2人制で2017年に正式種目となり、少年男女は国体初実施。砂の上で動きにくく、部活動で取り組んできたバレーボールとは運動量が段違いで、連戦の疲労もあったが一戦ごとに成長した。雨と強風の中であった沖縄との決勝はリードを許す展開が続き、惜しくも敗戦。しかし、同じ中学時代から築いた信頼関係とスタミナを武器にした戦いは見事だった。 |
中学武術太極拳・高梨航希(松江四)
全国男子棍術 県勢初の頂点 武術太極拳の全日本選手権男子棍術(7月)で高梨航希(松江四中)が島根県勢初優勝を果たした。 |
高校ライフル射撃・羽田向日葵(立正大淞南)
JOC杯で大会新優勝 ライフル射撃のJOCジュニアオリンピックカップ(9月)女子ビームピストル60発で羽田向日葵(ひまり)(立正大淞南高)が大会新の227・5点で優勝した。 |
高校ボート・小野田空羽(松江高専)
国体V 総体の雪辱果たす 茨城国体のボート少年男子シングルスカル(10月)で松江高専の小野田空羽(くう)が優勝した。強風のため決勝、5~8位決定戦が中止になり、準決勝で1着に入って優勝を決めた。8月の南部九州総体(インターハイ)では4位だった雪辱を果たした。 |
中学なぎなた・橋垣苺佳(斐川西)
全国個人制覇 4度目達成 なぎなたのJOCジュニアオリンピックカップ第27回全国中学生大会(7月)の個人試合女子の部で、斐川西の橋垣苺佳(もか)(島根県連盟)が初めて頂点に立った。島根県勢の優勝は2年ぶりだった。 |
中学陸上・土江真翔(大社)
自己記録を更新し全国2位 全国中学校体育大会の陸上男子棒高跳び(8月)で土江真翔(まなと)(大社)が4メートル35で2位に入った。 |
中学陸上・山崎琉惟(出雲三)
歴代7位タイムで全中圧勝 全国中学校体育大会の陸上男子400メートル(8月)で山崎琉惟(るい)(出雲三)が48秒58をマークし、同種目で島根県勢初優勝を果たした。陸上での県勢の優勝は3年ぶりだった。 |
第31回山陰中央新報スポーツ優秀選手賞 選考委員(順不同)
島根大学名誉教授 | 斎藤 重徳氏 |
島根県環境生活部スポーツ振興監 | 佐藤 正範氏 |
島根県体育協会専務理事 | 安井 克久氏 |
島根県スポーツ推進委員協議会会長 | 森本 敏雄氏 |
島根県高等学校体育連盟会長 | 津森 敬次氏 |
島根県中学校体育連盟会長 | 古藤 浩夫氏 |