今回は画家・石橋和訓(かずのり)の人物像、特にその「組織する人」としてのネットワーク力に着目します。石橋は芸術家としての理想主義と、生計を立てるための現実主義のバランスをうまくとっていました。明治期に国家の後ろ盾もなく、自らの力で島根から遠く海の向こうの英国に飛び出して行き、現地の上流社会の名士たちと交友するようになった...