高市早苗首相と自民党の麻生太郎副総裁の距離が、ここへきて急速に縮まっている。麻生氏が21日、自ら発起人の一人となって新たな国会議員グループ「国力研究会」(国力研)を立ち上げたからだ。高市政権を支える新たな枠組みであり、首相にとっては願ってもない援軍とも言える。

 だが永田町では、別の見方も根強い。国力研の発足によって、結果的に首相のフリーハンドは人事面を含めて狭まり、政権運営の主導権が麻生氏側へ傾いていくのではないか―という観測だ。今後、首相と麻生氏を巡る力学がどう変化していくのか。2人の静かな神経戦は、すでに始まっているとの見方もあるだけに、政権の行方に関わる重要な局面となるのは間違いない。(共同通信編集委員=内田恭司)

 ▽「高市応援団」の裏の意図

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