仕事は、その時代を映し出す鏡のようなものだ。社会の変化に伴って新しい仕事が生まれ、価値観や働き方が変化し、消えていく職業もある。
世界各国の「労働の現場」から、今の時代を浮かび上がらせる国際通年企画「はたらく世界地図」を2026年1月から始める。プロローグとして、組織開発コンサルタントの勅使川原真衣(てしがわら・まい)さん(43)と、働く人の目線に立った作品を数多く発表してきたルポライターの鎌田慧(かまた・さとし)さん(87)に、それぞれの「労働観」を聞いた。
▽曖昧な日本の評価基準
コンサルタントの勅使川原真衣さん
〈働くことの本質とは〉
シンプルに「分業」だと考えています。社会の構成員が相互に助け合いながら、それぞれの役割を果たすことで成り立つというイメージです。
しかし現代社会では、仕事に「やりがい」や「自己実現」などといった意味が、過剰に付与されてきました。分業という前提に立ち...













