毒々しいギャグと独特の色使いで読者を笑わせ、清らかな叙情で涙を誘ってきた漫画家、西原理恵子が今、描いているのが、保護犬「ぽんさん」や猫たちとの心温まる交流を描く「毒のない漫画」だ。『ねこいぬ漫画かき』(新潮社)でサイバラは、動物たちが巻き起こすドタバタコメディーを描きつつ、「大好きでいてくれてありがとう」と記す。ギャグと純真さが交ざり合った新境地について、同郷の記者が聞いた。(取材・文 共同通信=川村敦)

さいばら・りえこ 1964年高知市生まれ。1988年に『ちくろ幼稚園』でデビュー。『ぼくんち』で文芸春秋漫画賞、『毎日かあさん』と『上京ものがたり』で手塚治虫文化賞短編賞。他の代表作に、パートナーの高須克弥さんとの日々を描いた『ダーリン』シリーズなど多数。娘を含む、全ての女性たちへのメッセージをまとめた書籍『...