7人組グループ・なにわ男子の高橋恭平が主演を務める映画『山口くんはワルくない』(5日公開)。今作ではヒロイン・高橋ひかる(※高=はしごだか)、ヒロインのライバル(?)・岩瀬洋志と一風変わった三角関係を繰り広げる。“関西人トリオ”でもある3人がさすがのテンポで仲良しトークを繰り広げた合同取材の模様を届ける。
【写真】不思議な三角関係を演じた高橋ひかる&高橋恭平&岩瀬洋志
原作は累計220万部を突破した斉木 優氏による少女コミック『山口くんはワルくない』(講談社『別冊フレンド』連載)。恋に夢見るヒロイン・篠原皐(しのはら・さつき/高橋ひかる)の前に現れた転校生“コワモテ×関西弁男子”山口くんとの青春ラブストーリー。岩瀬は山口くんに特別な想いを抱くクラスメイト・石崎を演じる。
■石崎×岩瀬=岩崎が誕生(!?)W高橋がツッコミ
――まず、観客に向けて見てほしいポイントを教えてください。
ひかる:これまでは、三角関係といえばヒロインを男性2人が奪い合う…みたいな構図がイメージできますが、この作品は山口くんに対して2人(皐、石崎)の矢印が向いているところがすごく魅力的。山口くんがどういう人なんだろうと、みんなが気になっていく…という展開で物語が進んでいくので、そこがすごく新しいなと思いました。山口くんの魅力を知っていく2人の関係性や、胸キュンとコメディが合わさった部分は、演じていても見ていても楽しかったです。
恭平:今作では関西弁の役なので、普通のラブコメよりも言葉がすごくダイレクトに伝わるなという印象があります。今までありそうでなかったラブコメ。山口くんのギャップだったり、皐と山口くんの掛け合いだったり、皐と出会ったことで変わっていく山口くんだったり、見どころがたくさんあります。ヒロインを奪い合うというより“ライバルとして山口くんを取り合う”みたいな新しい三角関係も新鮮ですし、石崎のかき乱し方も含めて、全員のキャラクターのバランスがすごくいい作品になっています。ラブコメの中でもかなり新鮮に感じてもらえるんじゃないかな。
岩瀬:僕もやっぱり、新しい三角関係だなと思いました。ヒロインを男2人で奪い合う作品は皆さんもたくさん見てきたと思うのですが、今回はまさかの男の子を“男の子と女の子が奪い合う”という構図は、すごく新しいなと思いました。あと、この作品の大きなテーマの1つは青春。僕自身もコロナ禍を経験した世代で、思うように青春を送れなかった部分もありましたし、その後さらにSNSが普及して、青春を感じ切れていない人もたくさんいると思うんです。だからこそ、青春を感じたい人にもぜひ見てほしいです。それに、今回はまさかのメインの3人が全員関西人というのも魅力だと思っています。
――それぞれ演じられたキャラクターの魅力はどこですか。また共感できる部分はありますか。
ひかる:皐ちゃんは、すごく素直なところが魅力です。考えていることや感じたことが、そのまま表情に出てしまう子で、誰かを想って言葉を伝えたり、山口くんや、相手のために行動できたりするところも本当に強い子だなと思います。一見、強いヒロインには見えないかもしれないですけど、実は誰よりも芯が強い子なんじゃないかな。誰かのためを原動力にして真っすぐ動ける皐は、本当にすごい。演じながら学ばせてもらいました。思ったことが顔に出てしまうのはすごく共感できます。大人の方が見ても、昔の自分の気持ちを思い出させてくれるようなキャラクターだと思います。
恭平:山口くんは、やっぱりギャップが魅力。見た目は怖そうなんですけど、実はうぶで恋愛ベタなところがあったりして、その王道なギャップがすごく分かりやすくて魅力的だなと思いました。最初の印象が怖いからこそ、ちょっとしたかわいい仕草や言葉がより大きく伝わるし、得するなって。そういうところに、皐も惹かれていったんだろうなと思いますし、石崎のような男性目線でも魅力を感じてもらえるキャラクターなんじゃないかなと思います。僕自身も、女性ファンの方はもちろん、男性からも“憧れられる存在”でありたいと思っているので、そういう部分はすごく共感できました。
岩瀬:僕は原作を読んだ時に、石崎はキーパーソンだなと思いました。監督ともお話ししていたのですが、石崎がいることで皐と山口くんの関係性がより動いていく存在なんです。もし石崎がいなかったら、2人はここまで惹かれ合っていなかったんじゃないかなと思います。今回重要視していたのは、石崎の自由さやマイペースさ、学生らしい未熟さみたいな部分を自然に出すことでした。石崎を理解するまで時間はかかりましたが、演じていてとても楽しかったです。石崎、いや岩崎…石崎と岩瀬が融合したみたいな?
岩瀬:石崎の良さもありながら岩瀬の良さもある岩崎が生まれたんじゃないかな。
恭平:それでいくんやな(笑)
――石崎のようなマイペースさや自由さはご自身のなかにありますか。
岩瀬:ありますけど…実は結構気を遣うタイプなんです。ね?
ひかる:そうそう、もちろん!(笑)
恭平:気は遣っているなと思っていたよ。
岩瀬:それがいいふうにマッチすればいいな、と。でも今回は監督から“自由に芝居をやっていい”“岩瀬くんが思う石崎でいい”と言っていただけたので、すごくのびのび演じさせていただくことができました。
■高橋恭平のギャップを高橋ひかる&岩瀬が解説「実際はゼロ距離タイプ」
――物語のなかでも山口くんのギャップは大きな見どころとなっていますが、ご自身として共演してみてお互いにギャップを感じた部分はありますか。
岩瀬:ひかるさんは、バラエティー番組で関西弁で“なにしとんねん!”ってツッコミを入れているのを見たことがありました(笑)そのイメージが強かったので、関西弁コテコテで、グワーッとくる方なのかなと思っていたのすが、淑女そのもの!実際はとても優しくて、頼りになるお姉さんみたいな存在でした。恭平くんは、最初は怖いのかなって思っていたのですが、実際はめちゃくちゃツッコんでくれます。とても優しかったです。クールなんですけど朝のあいさつでも「おはよう!洋志!」と声をかけてくれて。2人とも、本当に頼りになる存在でした。
ひかる:急に真面目(笑)
恭平:うれしいですね(笑)
ひかる:恭平さんとは、なにわ男子さんとして活躍する姿も知っていましたし、『ロマンティック・キラー』でもご一緒しました。それと今作の間に、『まどか26歳、研修医やってます!』という作品で、(なにわ男子の)大西流星さんが出演されていたので、そこに顔出しにいらっしゃったことがあって。そのときはお互い『あっ…』みたいな、はじめましての距離感に戻っていて、もうすぐ『山口くん』のクランクインなのにどうしよう?という気持ちもあったのですが、実際、本読みをしていると気を遣わせないスタンスを感じました。ご一緒する前は、クールで少し人との距離感がある方なのかなと思っていたんですけど、実際はゼロ距離タイプ。すごく話しかけやすい空気を作ってくださる方で、作品について相談する時も、心強かったです。岩瀬さんは…(笑)
恭平:なにを笑ってるの?(笑)
ひかる:岩瀬さんは、本読みの時から岩崎…。
恭平:ややこしくなってるやん!(笑)
ひかる:あの…(笑)石崎くんが完成されていて驚きました。どんなふうにお芝居をされるんだろう、と思ったら最初から完成されていて、チャレンジングな姿はびっくりしました。本読みってどこまで攻めるか迷う方も多い中で、最初からかなりボルテージ高くきてくださったので、みんなやりやすくなったんじゃないかな。
岩瀬:今回は“自由にやっていい”と監督に言っていただけたので、本読みからかなり攻めていました。でも今回は自分の感覚をそのままぶつけていいと言っていただけたので、“もう、いったろ!”とブチ上げでいきました(笑)。
恭平:何%か教えてほしい(笑)
岩瀬:120%くらいです(笑)。最初上げて押さえていった方がやりやすいので、僕は最初からあげていきました。
恭平:僕は以下同文。
岩瀬:ほんま使いやすい言葉やな~。
恭平:ひかるちゃんは、『山口くん』で深く知ることができましたが『ロマキラ』があったからこそ話しかけにいけました。一緒に作品を作っていくなかで、芝居の面でも、撮影裏でもキュンとするシーンや大事なシーンで、これはどうやったらいいかな、と一緒に考えてくれたり気づいたことをポロッと教えてくれたり。僕自身、1番年上として座長を務めるのが初めてだったので、プレッシャーもあったんですけど、ダンス練習のときからひかるちゃんが率先してみんなに話しかけてくれて、すごく助けられました。まさに“影のリーダー”みたいな存在で助かっていました。洋志はほんまにうるさいやつ(笑)この“うるさい”に全部が詰まってます。
岩瀬:その“うるさい”を説明してくださいよ(笑)
恭平:ほんま?(笑)でも僕としてはうれしいんです。僕が持っていない部分を持っていて、朝から現場を元気に盛り上げてくれて、僕もツッコミやすかったですし…僕は朝も弱いので(笑)ボケて、ツッコんで、同じ関西人として3人ですごくいいテンポ感がありました。石崎としても、石崎がアクションを起こして僕らの関係が動くことが多かったので現場でも、すごくのびのびやっていた印象があります。“こうしていいですか”と積極的にかけあう姿もあって、これから楽しみやな。年下ムーブが助かりましたし、芝居面でも頑張ってくれてました。
岩瀬:年下ムーブ!?
恭平:年下だからいろいろな人にちょっかいをかけたり、それは僕としては客観的に“あ~いいねぇ、若いねぇ”と見ていました。
岩瀬:パパ!?(笑)でも石崎はみんなと仲良い役なので話すことは意識していたかなと思います。
■高橋恭平の“変顔”に岩瀬がクレーム 高橋ひかるとの「脊髄反射並」のツッコミにびっくり
――高橋さんは原作を読まれて関西弁の役だと知った時の気持ちはいかがでしたか。
恭平:最初に原作を読んだ時は、関西弁の作品だというのがすごくうれしかったです。今までいろんな役をやらせてもらった中で、関西弁というだけでも、わかりやすく違った魅力が出せるなと思い楽しみでした。メインキャストを知っていくと関西人が多かったので、楽しいだろうな、と。新鮮で楽しみな気持ちでした。
――ノリツッコミのシーンも印象的ですが、関西人でどなたかをイメージしたりもしたんでしょうか。
恭平:ノリツッコミのシーンに関しては、かわいらしさを残したかった。
ひかる:こだわってましたよね。
恭平:逆に“うますぎない”ことを意識していました。芝居だからこそ、自分らしさを入れ、プラス山口くんっぽさを残すなら、そんなにうまくない、でも頑張ってる、かわいいな、なノリツッコミがいいな…という感じが出たらいいなと思って演じていました。でも客観的に見れなくて試写では『恥ず!』と思いました(笑)もうちょいうまいことやってもよかったか、と。でもそれが伝わればいいな。誰かを参考にしたというよりは、自分の中で山口くんらしさを落とし込みました。
ひかる:初めてのノリツッコミのシーンは、「俺やったらこうするのに」「こっちのがいいかな」と悩まれている姿が印象に残っています。実際に映像を観るとチャーミングでキュートでした。一緒に電車を待っているシーンでのやり取りはすごくかわいかったですね。監督と一緒に「こうやってみようか」と試している姿も含めて、「そうくるか」と面白くて。山口くんの真っすぐさが現れたシーンになったんじゃないかなと思い、特に好きな関西弁シーンです。
岩瀬:僕は、山口くんが石崎のさばき方がどんどんうまくなっていくところが好きです。山口くんが好きすぎて画像を見ているときに後ろから来るシーンや、山口くんの強烈なマスクを「俺が選んだんだぜ」と自慢するところをスルーするところとか(笑)現場ではお2人のツッコミの速度が脊髄反射並みで、めちゃくちゃ早かったです。
恭平:脊髄反射って言葉にハマってるやろ(笑)
岩瀬:めちゃくちゃ楽しい現場でした。どぎつい関西弁でした。
ひかる:にぎやかな現場でした。
恭平:関西人は混ぜるなキケンですわ。
ひかる:ほんまに、ほんまに(笑)
――現場で流行ったことはありましたか。
岩瀬:ポケモンです。2人(恭平、ひかる)はずっとポケモンの話をしていて現場でクイズを出しているんです。でも“わかるか!”ってレベルの。
恭平:でも好きなキャラクターできたんやろ?
岩瀬:ディグダとダグトリオ…。
恭平:なんでディグダやねん!もうちょっとコアなところいったれよ。初代のキャラやん。
ひかる:ポケモンのクイズもやったしゲームもしてましたよね。
恭平:『ロマキラ』の時からハマってましたもんね。
ひかる:現場にゲーム機も持ってきてやってました。
恭平:あとは、カットがかかって後ろをみると石崎がふざけてくるんです。
ひかる:やってる、やってる!
岩瀬:待ってください。それを言ったら石崎がカメラに抜かれて自分は見えないとき、(恭平が)めっちゃ変顔をしてきます!(笑)
恭平:俺の中では普通の顔のつもりだったんだけど…変顔と思ってたってこと?
岩瀬:全然、普通じゃなかったです!
恭平:心外ですね…でも気にせずやってました。
岩瀬:笑かしてくるな、と思いました。
恭平:がっつりじゃないですよ。いつもとちょっと違う顔してただけです。
岩瀬:してるんかい!(笑)。
――最初からこんなに打ち解けた雰囲気だったのですか。
恭平:撮影前にダンス練習の準備期間がありましたよね。
ひかる:結構、がっつりダンスをやって、苦楽を共にしていたので。ダンスの経験がないキャストの方もいらっしゃって、作品に入る前からみんなで頑張った時間がありました。青春を描いた作品だからこそ、そうした時間があってよかったです。
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