お年寄りと笑顔で会話した後、観光名所の足摺岬もある海沿いを軽自動車で走り抜けていく。

 「本当はもっと話を聞いていたいけど、次に向かわないと」。高知県土佐清水市の高齢者向け宅配弁当店の店長で、介護福祉士の弘瀬温子(36)がハンドルを手に前を向く。

 いつまでも家で元気に過ごしてほしい。そんな願いを胸に、高齢化率が50%を超える故郷の街を駆け回る。病院とも連携し、地域ぐるみで年配者のケアに奮闘している。

 (敬称略、筆者・柿崎靖、写真・...