浜田市で開かれる「全国未成線サミット」のポスターを掲げ、PRする関係者
浜田市で開かれる「全国未成線サミット」のポスターを掲げ、PRする関係者

 鉄道の建設計画が中止となった未成線の活用案を議論する「全国未成線サミット」が11月13、14両日に浜田市内である。浜田市と広島市を結ぶ計画が未完に終わった「広浜鉄道今福線」などの鉄道遺産をテーマにしたパネルディスカッションや、今福線の遺構を巡るツアーを企画する。申し込みの締め切りは今月8日。

 初日は浜田市黒川町の石央文化ホールで午後1時半から、全国の鉄道遺産に関する活動報告のほか、まちづくりや観光活用について研究者や市民団体などのパネリストが議論する。先着400人で入場無料。

 2日目は午前8時~8時半にJR浜田駅に集合し、地元住民の案内で、4連アーチ橋や今福第五トンネルなどの今福線の遺構を巡る。参加者には旧線と新線の交差地点から下長屋トンネルまでの約2キロを歩き「幻の鉄道」の歴史を肌で感じてもらう。参加料は3千円で先着40人を募る。

 市などでつくる実行委員会が主催。サミットは奈良県や福岡県で開かれ、3回目。昨年に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期していた。

 今福線は戦前と戦後に着工した旧線と新線があり、それぞれ戦争の勃発、旧国鉄の経営悪化で中止され、残されたトンネルや橋の遺構は土木学会から選奨土木遺産に認定されている。

 サミットの問い合わせは市観光交流課、電話0855(25)9531。参加の問い合わせは石王観光、電話0855(22)2222。 (宮廻裕樹)