公立日野病院(鳥取県日野町野田、孝田雅彦病院長)が、山陰両県の医療機関に先駆けてAI(人工知能)搭載の磁気共鳴画像装置(MRI)を整備し、運用を始めた。AIの技術で患者一人一人に合った高精度の画像解析が得られ、がんの早期発見治療につながる「全身スクリーニング検査」も可能。医療資源の乏しい中山間地域の検診機能の拡充に生かす。

 米GE社製で、AIの一つ深層学習(ディープランニング)を用いて撮影する。機械が自動的にデータから特徴を抽出するため、画像解析にかかる時間が従来のMRIに比べ大幅に短縮され、診断のスピード化が図れる。

 高齢者が検査をためらう原因になっているMRI特有の騒音を低減したのも特徴だ。呼吸の動きに合わせて画像撮影もでき、息止めのできない患者にも対応できる。

 既存のMRIに最新のAIソフト・ハードウエアを搭載した。事業費は...