930年、8歳の朱雀(すざく)天皇が即位し、藤原忠平が摂政に任じられた。以降、例外的な時期を除き、天皇の幼少時には摂政、成人後には関白、もしくは関白に準じる内覧が必ず置かれるようになった。摂政、関白が政治の中心になったこの時期を摂関期と呼ぶ。

 朱雀の次は弟の村上...