空中に投影した映像を操作するコーデンシの装置のイメージ
空中に投影した映像を操作するコーデンシの装置のイメージ

 オンラインで開催中の最新ITや家電の見本市「CEATEC(シーテック)2021」では、関西企業が新型コロナウイルス禍での生活や職場環境の改善に役立つ新技術を提案した。快適に起床できるシステムなど、健康志向の高まりに応える展示もあった。

 京セラは、飛沫(ひまつ)対策で設置されるアクリル板などに会話の声を文字化して表示するシステムを披露。マスク装着で会話を聞き取りづらいと感じる人が増えており、スマートフォンで拾った音声をアクリル板などに貼った透明なスクリーン上に字幕として投影する。

 光センサーなどを手掛けるコーデンシ(京都府宇治市)は、空中に浮かび上がらせたタッチパネルの映像を指で操作する機器を展示した。飲食店の注文端末を非接触型にすることなどで、ウイルスの感染防止に役立てたいとしている。

 ダイキン工業は、睡眠からの目覚めの質を高める技術を京セラと共同研究。センサーで寝ている人の顔を追尾し、渦状のふわっとした風や自然光に近い発光ダイオード(LED)の照明を当てることで快適な目覚めを促す。ダイキンの担当者は「良い状態で目覚められると日中も生き生きと過ごせる。人生の幸福感につながる」と説明。市場ニーズを見ながら実用化を検討するとした。