【米子】米子市内の店主を講師に、専門知識や情報を伝える「米子まちゼミ」が23日、スタートする。新型コロナウイルス感染拡大で各店が集客に苦戦する中、19店・団体が多彩な35講座を展開し、ファン獲得につなげる。
まちゼミは、中心市街地や商店街に活気を取り戻そうと全国420自治体が取り組む。店主の人柄や店の雰囲気を体感してもらう狙いがある。
講座の内容は、おいしいコーヒーの入れ方、簡単パスタの作り方、「エンディングノート」の書き方、介護費用に関するセミナーなど多彩だ。
5日間の日程で、スキンケアの方法と眉毛の描き方を教える藤尾化粧品店(米子市紺屋町)の藤尾久子代表(73)は「昔の商店街はにぎやかだったが、今は忘れられた存在になりつつある。気軽に来てもらいたい」と呼び掛けた。
11月21日まで開催。希望者は店舗に直接申し込む。講座の内容は米子商工会議所のホームページで確認できる。(岩垣梨花)