JFしまねの組合員467人が、岸宏会長を含む現役員の解任を議題とした総代会開催を請求したことについて、島根県の丸山達也知事は28日、請求に沿って開催すべきだとの考えを示した。
役員改選を巡っては、県が9月末に「役員改選命令」を出し、JFはこれに沿って役員改選を目的とした臨時総代会を12月4日に開催する計画だ。
ただ一部の組合員が求めるのは、現役員の解任を目的とした総代会開催で、執行部と対立している。
丸山知事は、一般論として監督官庁の命令より、組合員の発意で問題が解決される方が組織運営上ふさわしいと指摘。「県の命令は組合員の請求を妨げない。県の命令に対応するため、組合員の請求に応じられないと考えられるのは困る」と述べた。 (曽田元気)