江津コンクリート工業が導入したトマトの自動販売機=江津市都野津町、同社
江津コンクリート工業が導入したトマトの自動販売機=江津市都野津町、同社
トマトを収穫するアグリプラント甲斐の木のスタッフ=江津市二宮町のテント
トマトを収穫するアグリプラント甲斐の木のスタッフ=江津市二宮町のテント
江津コンクリート工業が導入したトマトの自動販売機=江津市都野津町、同社 トマトを収穫するアグリプラント甲斐の木のスタッフ=江津市二宮町のテント

 障害者雇用を推進する江津コンクリート工業(本社・江津市都野津町)が、精神、知的障害者が栽培したトマトの販売促進のため、自動販売機を導入した。新型コロナウイルス禍で販売の機会が減る中、自販機で販路を確保し、障害者のやりがいを生み出し、工賃アップにもつなげる狙い。

 江津コンクリは2014年、運営する就労継続支援事業所「アグリプラント甲斐の木」の利用者の就労訓練を目的に、トマト栽培を始めた。現在、江津市二宮町に計約5千平方メートルのハウスを構え、25人が従事する。養液を細かく管理して育てた中玉のフルーツトマトは甘みや酸味が強く、島根県西部のスーパーや道の駅から引き合いがある。

 訓練を兼ねてスーパー店頭や各種イベントに出張して対面販売も行っていたが、コロナ禍で活動が停滞したという。

 本社敷地内に設置した自販機は24時間、新鮮なトマトを購入できる。1袋の価格は200グラム入りが200円、300グラム入りが300円。発売記念として、11月末まで1袋分の価格で2袋を提供する。ジュースやピューレといった加工品も扱う。

 アグリプラント甲斐の木でトマト栽培に携わる山田智弥さん(26)は「お客さんに喜んで買ってもらえば、作りがいがある」と話した。江津コンクリの茅島昇社長は「障害者が懸命に育て上げた『成果』を多くの人に届け、工賃アップにつなげたい」と話した。

  (福新大雄)