電動カートに乗り、大山寺参道を下る参加者=鳥取県大山町大山
電動カートに乗り、大山寺参道を下る参加者=鳥取県大山町大山

 国立公園・大山の大山寺(鳥取県大山町大山)周辺で9日、観光客用電動カートの試乗会があった。坂道が多い地内の利便性向上と環境負荷の軽減を目指す試みで、関係者が具体策の検討に生かした。

 時速20キロ以内で走る4人乗りと7人乗りの電動カート計2台に、行政、観光、交通関係者ら約20人が分乗。運転手の案内で大山ナショナルパークセンターを発着点に、大山寺参道、西日本最大級のスキー場・だいせんホワイトリゾート近くの豪円山のろし台を約20分かけて巡った。

 ドアがない開放的な車両は静かで、走行時に二酸化炭素を排出しない。試乗した竹口大紀町長は「道行く観光客ともあいさつができた。大山観光の新たな魅力になるかもしれない」と話した。

 試乗会は、環境省を含む官民11団体でつくる実行委員会が企画。事務局の県は一般客に体験してもらう社会実験の実施を視野に、関係団体と導入の可能性を探るという。

 山陰両県では、倉吉市の白壁土蔵群周辺や世界遺産・石見銀山遺跡(大田市)などで同様の試みがある。

  (田淵浩平)