見頃を迎える菊の展示が、出雲市西新町2丁目のしまね花の郷で始まった。市内の愛好家が丹精込めて育てた大輪の菊や旧嵯峨御所大本山大覚寺(京都市)で門外不出の菊花として伝わる「嵯峨菊」など、大きさや形が異なるさまざまな花が楽しめる。
入り口近くのウッドデッキには出雲市と雲南市の愛好家16人が育てた135鉢が並ぶ。1本の苗から3本の枝が花を付ける「三本仕立」や愛らしい小菊を咲かせた「盆栽」が目を引く。
ガラス室では日本三大名菊の一つで、旧嵯峨御所大本山大覚寺嵯峨菊会の会員のみが栽培を許されている「嵯峨菊」を特別に展示。殿上から観賞するのに合わせ1・8~2メートルの高さに仕立てられている。見頃は中旬ごろで、23日まで飾る。ウッドデッキは14日まで。
入園料は大人200円、小中学・高校生100円、未就学児無料。11月は無休。開園時間は午前9時半~午後5時。
(月森かな子)













