販売実習に向けて準備を進める生徒たち=雲南市掛合町掛合、三刀屋高校掛合分校
販売実習に向けて準備を進める生徒たち=雲南市掛合町掛合、三刀屋高校掛合分校

 三刀屋高校掛合分校(雲南市掛合町掛合)の2年生21人が13、14の両日、雲南市吉田町民谷の営農組合と一緒に栽培、収穫したブランド米「うやま米」の販売実習に臨む。道の駅・たたらば壱番地(吉田町吉田)でPR動画の公開やチラシ配布を通して会場を盛り上げる予定で、生徒たちは本番に向けて準備を進める。 (清山遼太)

 当日は、たたらば壱番地の玄関付近にテントを設置し、生徒たちが「うやま米」「掛合分校」などの文字をあしらった赤い法被に身を包み、新米を売る。収穫の様子などを撮った動画(約30秒)を流すほか、田植えの写真や生徒考案のオリジナルキャラクターが入ったチラシを配り、地元住民や観光客にアピールする。

 佐藤里咲さん(17)は「地域の人と一生懸命育ててきた。少しでも多く売れるよう、声を出してきたい」と意気込む。

 掛合分校は、吉田町民谷の宇山地区でコシヒカリとつや姫を栽培する農事組合法人・宇山営農組合と連携。高校生の柔軟な発想を販路拡大に生かす狙いで、5月に田植え、9月に稲刈りを行った。