JR東日本のIC乗車券「Suica(スイカ)」が18日でサービス開始から20周年を迎えた。駅の中だけでなく街での買い物やビルの入館にも、名前の由来通り「すいすい」使えるよう進化した。発行枚数は8千万枚を突破。生活に広く浸透した一方、改札で使える駅は限られ、障害者割引への対応が遅れているといった課題がある。

 スイカは2001年11月18日、首都圏で導入。定期券の区間外で乗り降りしても改札機にタッチするだけで精算が済み、磁気式ではできなかった紛失時の再発行にも対応したことで爆発的に普及した。携帯電話用の「モバイルスイカ」などと合わせ、今...