作業場に並べられた寅の置物=松江市島根町大芦、山陰家庭学院通所はばたき
作業場に並べられた寅の置物=松江市島根町大芦、山陰家庭学院通所はばたき

 【松江】松江市島根町大芦の社会福祉法人山陰家庭学院「通所はばたき」で、来年の干支(えと)である「寅(とら)」にちなんだ置物作りがピークを迎えている。

 2006年から毎年、干支の置物作りに取り組んでおり、今年は通所者6人が分担して100体制作する予定。大きさよって3種類あり、通所者が木材を糸のこぎりで切り、黄色と黒で着色して色鮮やかな縁起物を一つ一つ仕上げている。

 置物は松江市学園1丁目のアンテナショップ「藻塩屋」や市内の道の駅で販売する。生活支援員の浜崎麻衣さん(32)は「来年が幸せな年になるようにと願って作っている。木のぬくもりを感じてほしい」と話した。問い合わせは、電話0852(85)9021。

  (黒沢悠太)