輸送箱に弁当を入れて飛び立つ小型無人機ドローン=鳥取県八頭町見槻中、隼ラボのグラウンド
輸送箱に弁当を入れて飛び立つ小型無人機ドローン=鳥取県八頭町見槻中、隼ラボのグラウンド

 鳥取県八頭町を拠点にまちづくり事業を展開するシーセブンハヤブサと町などが25日、町内で小型無人機ドローンを使い、配食サービスや災害時の物資搬送を想定した県内初の実証実験を行った。中山間地域の課題解決を図るのが狙い。今後も実験を重ね、実用化の可能性を探る。
 実験は、地元でドローン操縦士の養成事業などを手掛けるスカイヤーが協力。幅83センチ、奥行き71センチ、高さ43センチで最大飛行時間約1時間のドローンを使用した。
 関係者が町内の拠点施設・隼ラボのグラウンドに集まり見守る中、輸送箱に弁当を積み込んだドローンが発進。主に河川上空を自動運転で飛行し、約2・7キロ離れた船岡竹林公園まで6分で到着した。帰りは乾パンなどの非常食を運んだ。
 実験はシーセブンハヤブサと町、鳥取銀行が連携協定を結び取り組む「八頭未来の田舎(まち)プロジェクト」の第1弾。吉田英人町長は「企業が持つ新しい技術とノウハウを生かし、官民連携で持続可能なまちづくりを進めたい」と述べた。地元住民を代表して参加し、非常食を受け取った東口善一さん(69)は「すごい取り組みで感動した」と実用化を期待した。
(福間崇広)