仮設された「スムーズ横断歩道」を渡る児童=松江市学園1丁目
仮設された「スムーズ横断歩道」を渡る児童=松江市学園1丁目
仮設された「スムーズ横断歩道」を渡る児童=松江市学園1丁目

 路面を盛り上げることで車から見やすくして、速度も抑える「スムーズ横断歩道」が1日、山陰両県で初めて松江市学園1丁目の市道に設置された。国土交通省や市などが、20日まで車の通過速度の変化や歩行者の横断状況を調べ、常設を検討する。

 

 「ハンプ」と呼ばれる取り外しが可能で、高低差約10センチの緩やかな段差があるゴム製シートを敷く。車両が揺れることで速度を抑える仕組み。車から歩行者を見やすくなる。現在は試験段階で、国土交通省が希望する自治体に貸し出している。

 設置場所は信号機のない横断歩道で、市立母衣小学校の通学路。公園内を通る道路と市道が交わる部分で30キロ規制区域だが、「くにびき道路」と「学園通り」の二つの幹線道路をほぼ直線で結ぶため、スピードを出して通り抜けようとする車があり、横断しにくいとの声が上がっていた。

 1日は松江市や島根県警の担当者が利用状況を視察した。国交省がカメラを設置するなどして、車の走行速度や、歩行者優先が守られているか調べる。松江市都市整備部の桂昭治次長は「結果を踏まえ、今後の安全対策に生かしたい」と話した。

 (中村成美)