鳥取市は2日、同市内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した、接待を伴う飲食店が「逢(あい)千(ぜん)」(鳥取市弥生町)だと明らかにした。店側が店利用者にPCR検査を呼びかけるため、市に公表を依頼した。

 県のクラスター対策条例では、店が出入りした客と連絡が取れない場合は店名公表すると定めているが、同店は利用者を特定していると説明していた。

 判明した陽性者の中で、最も早い来店日の3月23日から同30日までの利用者に対し、市は東部地区接触者等相談センターに連絡するよう呼びかけている。(藤井俊行)