鳥取県湯梨浜町は3日、亀井雅議(まさのり)副町長(62)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2日に鳥取市が発表した感染者に含まれていた。濃厚接触者としてPCR検査を実施した宮脇正道町長(70)や町職員、町議ら107人は陰性だった。残りの外部団体職員らの検査を進めている。

 一方、鳥取市は3日、新たに2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人とも年代、性別、居住地が非公表で、2日に陽性が確認された感染者の濃厚接触者。県内の累計感染者数は277人となった。

 湯梨浜町によると、亀井副町長は3月30日午後、公務中に37度台の微熱症状があり、鳥取市内の医療機関を受診後、市内の自宅で療養。1日になっても体調が回復せず、再び受診してPCR検査をしたところ、2日に陽性反応が出た。軽症で市内の病院に入院している。3月27~30日に役場本庁舎(鳥取県湯梨浜町久留)や町内の外部施設で公務に当たっていた。3月中に県外への出張などはなかったという。同町は3日、役場本庁舎の消毒作業を終えた。

(田淵浩平)