赤貝の販売開始を前に行列をつくる市民ら=松江市野原町、道の駅本庄
赤貝の販売開始を前に行列をつくる市民ら=松江市野原町、道の駅本庄

 山陰の冬の味覚として愛される中海産の赤貝(サルボウガイ)の販売が19日、松江市野原町の道の駅本庄で始まった。今季は雨の影響で量は少ないものの、品質は維持しているといい、県内外から訪れた人たちが続々と買い求めた。

 中海ではかつて日本一の漁獲量を誇ったが、水質悪化などで出荷が途絶えた。2012年から中海漁業協同組合が養殖に取り組み、昨季は約8トンを出荷した。

 今季は大雨による塩分濃度の低下で生育不良が目立って出荷量は半減の見通しだ。ただ、ぷりぷりの食感や濃厚な味わいは変わらないという。

 道の駅本庄では、大きさ別にS(1袋700円)、M(800円)、L(1100円)の3種類を販売。午前10時の開始前に40人以上の行列ができた。夫婦で訪れた米子市福市の長谷川栄子さん(62)は「正月に食べるのが楽しみ」と笑顔だった。

 外谷久人組合長(71)は「急に成長したため薄く、柔らかい貝もあり、丁寧に洗ってほしい」と話した。

 赤貝は、道の駅あらエッサ(安来市中海町)や松江市内のラパン各店などでも扱っている。