鳥取県湯梨浜町は4日、亀井雅議(まさのり)副町長(62)の新型コロナウイルス感染を受け、町職員、町議会議員、関係者にPCR検査を実施し、全員の陰性を確認したと発表した。庁舎は内部の消毒を終えており、5日から通常通り業務を行う。
町によると、亀井副町長が出席した外部委員会の会合参加者ら42人に検査し、全員が陰性判定を受けた。
町職員は接触者と希望者の計98人、町議会議員については9人の陰性が既に分かっており、いずれも2週間の経過観察が必要な濃厚接触者ではないという。
接触があった宮脇正道町長の陰性も確認している。
宮脇町長が4日に同町内で会見し、関係者全員の結果を説明。「感染症対策をこれまで以上に強めていきたい」と話した。
亀井副町長は3月30日に微熱症状などがあり、医療機関を受診後、自宅で療養。体調が回復せず、1日にPCR検査を受け、2日に陽性と判定された。
町によると、発症から2週間前に公私で県外に出掛けたり、飲食を伴う会合に出席したりしたことはなかったという。(藤井俊行)