島根県飯南町佐見の琴引フォレストパークスキー場が24日、今季の営業を始めた。昨季と違い初日に天然雪が少なく人工雪を加えたが、県内外から訪れたスノーボーダーやスキーヤー約250人が初滑りを楽しんだ。
降雪機と造雪機を稼働させ、約60センチの積雪を用意。初心者向けのチェリーコース(400メートル)と、家族向けのファミリーパーク(70メートル)を開放し、若者や家族連れが晴空の下、ゲレンデを勢いよく滑り降りた。
昨年に続いて訪れた広島県尾道市の学生、大高冴斗さん(20)は「ようやく滑る日を迎えられてうれしい」と笑顔を見せた。
町有の琴引スキー場は、計7コースにリフト3基を備え、指定管理者の飯南トータルサポート(飯南町上赤名)が運営する。昨季は2万3千人が訪れた。今季は7月豪雨でコースののり面が崩壊し、最大6コースで営業する。
天然雪が少ない状態でのスタートとなり、初日の来場者数も昨季の半分ほどだが、飯南トータルサポートの福岡一樹マネジャーは「これだけの人が来てくれた。今後の積雪に期待し、スキーを楽しんでいただきたい」と話した。
県内のスキー場では、24日にオープン予定だった瑞穂ハイランド(邑南町市木)が雪不足でオープン日を28日に変更。三井野原スキー場(奥出雲町八川)は23日に営業を始めた。
(清山遼太)













