2022年が幕を開けた。新型コロナウイルスはいまだに社会に暗い影を落とし続け、島根、鳥取両県は21年、感染拡大防止や地域経済の立て直しを迫られた。一方、ワクチン接種が進んで感染者数が落ち着き、収束への光も見え始めた。島根県の丸山達也知事と、鳥取県の平井伸治知事に、22年に懸ける決意、アフター・コロナに向けた戦略を聞いた。 (聞き手は常務取締役編集局長・小田川真一)
対策追われた1年
―21年は引き続きコロナ対策に追われた年だった。
丸山知事 年明けから9月下旬まで感染の波が続き、第5波の終盤は想定になかった自宅療養の対応を迫られたが、大きな問...