JR津和野駅に到着したSL太皷谷稲成号=島根県津和野町後田
JR津和野駅に到着したSL太皷谷稲成号=島根県津和野町後田

 JR山口線の臨時列車「SL太皷谷稲成号」が1日、新山口駅(山口市)ー津和野駅(島根県津和野町後田)間で運行し、新春の城下町にD51の汽笛が響いた。駅前では地元有志が獅子舞で乗客を出迎え、正月ムードを盛り上げた。

 正月三が日の限定運行。鉄道ファンや太皷谷稲成神社の参拝客ら約240人が山陰の小京都の玄関口に降り立ち、「賀正 やまぐち」と書かれたヘッドマークを熱心に撮影した。

 山口県岩国市の会社員平田勝さん(32)は「太皷谷稲成神社に参拝するために乗車した。SLも独特の雰囲気があり好きだ」と話した。

 1日は津和野町須川地区の住民有志でつくる「須川郷(さと)の会」のメンバー10人が駅構内や駅前で獅子舞を披露。獅子が頭をかむ所作は疫病退散や厄よけの意味があるとされ、小室敏光会長(60)は「昨年は新型コロナウイルス禍で実施できず2年ぶり。乗客を歓迎し、ともにコロナに打ち勝とうと願いを込めた」と話した。
  (中山竜一)