【女子1回戦・安来-都城商】第1セット、安来の持田実咲(中央)がスパイクを決め、26-25とする=東京体育館
【女子1回戦・安来-都城商】第1セット、安来の持田実咲(中央)がスパイクを決め、26-25とする=東京体育館

 バレーボールの第74回全日本高校選手権(春高バレー)が5日、東京体育館で開幕し、1回戦が行われた。山陰両県勢は、男子の松江工が雄物川(秋田)に、女子の安来が都城商(宮崎)にいずれも1-2で敗れ、男子の鳥取中央育英は仙台商(宮城)と対戦し0-2で敗退した。

 女子は2大会ぶりの優勝を狙う東九州龍谷(大分)が2―0で富士見(静岡)にストレート勝ちした。男子は前々回大会優勝の東山(京都)が1―2で習志野(千葉)に敗れた。24大会ぶり出場の東海大菅生(東京)、日本航空(山梨)などが2回戦に進んだ。

 大会は男女各52校が参加し、準々決勝までは3セット制、準決勝と決勝は5セット制で行う。新型コロナウイルスの影響で、昨年に続き無観客開催。

 第2日は6日、男女の2回戦があり、女子の米子北斗が三重と対戦する。 (広木優弥)

 ▽女子1回戦
都城商 225-271 安来
(宮崎) 25-14
     25-11

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 【評】安来は得意のレシーブやブロックがさえて第1セットを先取したが、第2セット以降は相手の多彩な攻撃に圧倒された。

 第1セットは終盤まで一進一退の攻防が続いた。安来はリベロ斎木を中心に粘り強く拾い、持田、伊達山のスパイクにつないで得点。25-25から持田が2連続得点を決めた。

 第2セットは、相手の角度のあるスパイクやクイックなどに苦戦。中盤に6連続ポイントを許した後、野津らがスパイクを決めたが、押し切られた。第3セットは、6-6からスパイクアウトが3本続くなど攻撃でリズムをつかめなかった。

■守備強化「絶対落とさない」
 2、3年生は全員、前回大会でもメンバーだった安来。1年前に1回戦でストレート負けした悔しさを胸に臨み、強化したレシーブが第1セット先取の力になった。勝利は逃したが、同じ目標に向けて共に戦ったエース伊達山紗来は「悔しいけど、みんなで声を掛け合って戦うことができて良かった」と振り返った。

 昨夏の全国高校総体決勝トーナメント2回戦で優勝チームに敗れた後、レシーブの強化に重点を置いた。「拾ってつなげる」という持ち味を磨き直すためで、川谷心乃主将は「結構な時間、練習した」と振り返る。

 ブロックの強化と合わせて取り組み、岩田将太郎監督が「今年は守備力がピカイチ」と話すほどに仕上げた。全国高校総体4強の都城商(宮崎)を相手に、その力を第1セットで発揮。リベロ斎木里菜をはじめ全員が「絶対に落とさない」とボールを追い、粘りの守備から攻撃につなげた。

 第2セット以降は相手の多彩な攻撃に苦しんだが、攻守で奮闘。伊達山は「思い切りできた」、川谷も「3年間の締めが春高で良かった」と、全力で戦ったすがすがしさも感じさせる表情で話した。