2011年3月14日午前11時1分、東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋から炎が噴き出し、大きな爆発音とともに巨大な黒煙の柱が立ち上った。12日にあった1号機原子炉建屋の水素爆発よりも噴煙の勢いは激しく、上空250メートル超に達した。さらに問題なのは煙の色が黒いこと。1号機の時は白かった。そのため首相の菅直人らは、水素爆発ではなく原子炉格納容器の爆発を疑った。

 爆発の後遺症

 「政治家のみなさんは旧ソ連のチェルノブイリ原発事故のような爆発では...