上空に寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まっている山陰両県は26日、大雪が予想され、気象庁が注意を呼びかけている。

 松江、鳥取両地方気象台によると、26日午後6時までの24時間降雪量は、多い所で島根は東西部の山沿いで50センチ、平地15センチ。隠岐で20センチ。鳥取県内は山沿いで50センチ、平地20センチと予想する。26日夜までがピークとしている。

 JR西日本は26日、伯備線の新見-伯耆大山駅間、因美線の鳥取-美作加茂駅間、木次線の木次-出雲横田駅間で始発から運転を見合わせる。同日午後以降再開する見込み。木次線出雲横田-備後落合駅間は終日運転を取りやめる。

 鳥取県は米子道が通行止めとなった場合、並行する国道180号、181号、482号を通行止めにするとしている。現時点で26日早朝に通行止めになる可能性があるという。大規模渋滞の発生を防ぐため今冬に始めた対策で、実施されれば初めて。沿線の住民は通行できるよう配慮する。