2011年3月11日の東日本大震災の発生から15年を迎える。未曽有の自然災害は被災地に限らず、島根県に暮らす人たちの人生も変えた。それぞれの境遇で復興・再生に向き合ってきた人たちの思いから東北の今を見つめる。

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 バスが交差点を曲がると、舗装された道路沿いには福島県大熊町の新庁舎と東京電力の社員寮が立ち並んでいた。震災後に整備され、きれいに生まれ変わった町に人の姿はまったくない。2...