除雪作業に汗を流す「スノーヘルパー」のメンバー=島根県飯南町赤名
除雪作業に汗を流す「スノーヘルパー」のメンバー=島根県飯南町赤名

 島根県内有数の積雪地帯・飯南町赤名地区で、通学路や高齢者宅の周辺の雪かきに取り組む「スノーヘルパー」が活躍している。20~30人の有志が毎週日曜日に除雪機とスコップを使い、地域住民の冬場の生活を支える。

 スノーヘルパーは、雪で不自由な生活を強いられる住民を助けようと、まちづくり組織「赤名自治振興協議会」が2018年に結成した。

 23日は青い上着に身を包んだメンバー25人が地区中心部の通り沿いで活動。路肩に残った凍った状態の雪を、2台の除雪機とメンバーが握るスコップで取り除いた。

 今年も2月中旬まで活動を続ける予定で、赤名自治振興協議会の岩佐実会長(69)は「地区住民の高齢化が進む中、地域のお手伝いになればうれしい」と話した。 (清山遼太)