経済産業省が7日発表した5日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、3月29日時点の前回調査から横ばいの150円30銭だった。19週ぶりに値上がりが止まった。島根県は2円30銭安い151円ちょうどとなり、都道府県別で下げ幅が最大だった。鳥取県は1円20銭安い149円70銭で島根に続く下げ幅となった。

 調査した石油情報センターによると、欧州での新型コロナウイルス感染再拡大を受け、需要が低迷するとの観測から原油の価格が下落したことがガソリンの小売価格に反映された。来週の小売価格は小幅な値下がりを予想した。

 地域別では30道府県で値下がりし、下げ幅は島根、鳥取に続き、秋田が1円10銭。値上がりしたのは16都府県で、東京は2円50銭、和歌山は1円30銭それぞれ上がった。佐賀は横ばいだった。

 一方、軽油は10銭高い130円50銭、灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり6円高い1649円と19週連続の上昇となった。ハイオクは10銭安い161円10銭だった。灯油は島根が46円安い1716円、鳥取は16円安い1724円だった。