節分の豆(資料)
節分の豆(資料)

 3日は節分の日。豆まきなどを楽しむ家庭も多いが消費者庁や小児科医らはかみ砕く力や飲み込む力が十分でない5歳以下の子どもに豆やナッツ類を食べさせないように注意を呼び掛けている。

 松江市内の認定こども園では2020年、節分行事中に4歳の男児がいり大豆を気道に詰まらせ亡くなる事故があった。市の報告書によると、豆をよくかまずに飲み込み、豆まき活動中に胃内にあった豆が気管に入り込んだ▽床に多量にまかれた豆が口の中に入り誤嚥(ごえん)したーなどの可能性が指摘されている。

 当時、検証に加わった松江市東津田町の小児科「ぽよぽよクリニック」の田草雄一院長(56)によると、5歳ぐらいの子どもの気管は、大豆の大きさ程度で、1度大豆が詰まると窒息のリスクが高いという。

 異物が気道に詰まった場合、救急車を呼び、異物を取り除く必要がある。

 1歳未満は、膝を曲げた状態で太ももの上に子どもをうつぶせに抱き上げ、肩甲骨のあたりを手のひらで5、6回ほど強くたたく。それでも意識がない時には、あおむけにしてから、みぞおちの部分を両手で押す。

 1歳以上の子どもには背中から手を回してみぞおちの前で両手を組み、勢いをつけて両手を絞る方法がある。

 事故を受け、市は市内104施設に行事で豆を使わないよう通知。市の子育て政策課安心子育て推進室の池田真樹室長は「豆をまくだけでなく、紙や丸めた新聞紙でも代用できる」と提案している。
   (片山皓平、原暁)

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