島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 鳥取県は6日、新たに県内で86人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数が2桁に戻るのは3日ぶり。島根県内の新規感染者数は58人だった。いずれも5日の検査で判明した。

 鳥取県内の新規感染者は、保健所管内別で米子36人、鳥取市31人、倉吉19人。

 臨時休園中の大誠こども園(北栄町)で新たに関係者10人の感染が確認され、県がクラスター(感染者集団)に該当するかどうか調査している。鳥取東高校(鳥取市)、中ノ郷小学校(同)、琴の浦高等特別支援学校(琴浦町)、岩美中学校(岩美町)、大栄小学校(北栄町)が臨時休校を決めた。

 島根県内の新規感染者の居住地は、松江市24人、浜田市12人、出雲市9人、安来市3人、大田市3人、江津市3人、雲南市1人、奥出雲町1人、県外2人。

 松江市の1人は県内60例目のクラスターが発生した市内事業所の関係者で、このクラスター関連の感染者は計7人になった。

 県立武道館は職員1人が感染したため当面の間、臨時休館する。職員は一般利用者と接触する業務ではないという。大田市は市立小学校で関係者1人の感染が確認されたため、9日まで学級閉鎖すると発表した。

 累計感染者数は島根4648人、鳥取4269人。6日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)30・2%、鳥取(350床)23・4%。宿泊療養者は島根64人、鳥取108人。自宅療養者は島根415人、鳥取883人。重症者は鳥取が1人で、島根はいない。
      (黒沢悠太)