松江市や安来市の学校給食に使われている、なかたか(松江市矢田町)のソフト麺が、人気テーマパークのサンリオピューロランド(東京都多摩市)で採用された。メニューのコンセプトとなった「給食の懐かしさ」を感じされる麺として評価された。
メニュー名は「シナモンとモカのなつかし給食~ソフト麺&ミートソース~」。フードコートで1月14日から3月10日までの期間限定で提供される。
なかたかのソフト麺は、松江市の学校給食として50年余り親しまれている。提案のあった全国5社の中から選んだ料理長の茅野多巳男さん(62)は「食感といい、懐かしさを思い出す風味」と評す。なかたかは平均で週400袋を納入している。
サンリオピューロランドは、ハローキティをはじめサンリオキャラクターに会える屋内型テーマパークで、2021年4~12月は新型コロナウイルス禍で約94万人が訪れた。
なかたかの社員は採用されたことに驚き、喜んだ。長谷川雅生社長は「これを実績として生かし、新しい販路を切り開きたい」と話している。
(今井菜月)