奥多摩町立氷川図書館のパネルを紹介するひかわ図書館の錦織稔館長=出雲市斐川町直江、市立ひかわ図書館
奥多摩町立氷川図書館のパネルを紹介するひかわ図書館の錦織稔館長=出雲市斐川町直江、市立ひかわ図書館

 【出雲】新型コロナウイルス禍で県外との往来が難しい中、図書館を通じた交流を図ろうと、出雲市斐川町直江の市立ひかわ図書館で、東京都の「ひかわ」と名の付く2図書館と連携し、各館の特徴を紹介する巡回展が開かれている。

 連携するのは板橋区立氷川図書館と奥多摩町立氷川図書館。昨年7月、板橋の氷川図書館が全国の「ひかわ」と名の付く図書館を調べ、各館に声を掛けた。

 ひかわ図書館では、27日まで奥多摩のA3判パネル11枚を展示する。東京都の西側に位置し、多摩産のスギとヒノキを使って建てたことなど、写真を交えて紹介。3月5~30日は板橋の展示を行う。来館者が感想を書くコーナーも用意し、巡回展終了後にそれぞれに送る予定。

 東京で展示されるひかわ図書館のパネルは計33枚で、館内の造りや図書貸出数のほか、斐川町の特産品や産業も記した。ひかわ図書館の錦織稔館長(65)は「今後も連携できたらうれしい。コロナが収束したら行ってみたいと来館者に感じてもらいたい」と話した。毎週月曜と2月25日は休館。 (平井優香)