【邑南】島根県邑南町出羽地区の住民グループ「いずは味研究会」が9日、出羽公民館(山田)でみそ造りに取り組んだ。地元の子どもたちと育てた大豆を使っており、今秋にはみそを使い一緒に料理作りをしたい考えだ。
研究会は地元の女性らで地域に伝わる郷土食作りに取り組んでおり、3年ほど前からみそ造りを行う。
この日は9人で前日に水につけておいた大豆50キロを朝から煮て、軟らかくなった後にこうじと塩を混ぜ、ミンチ状にして袋に詰めた。袋詰めにしたみそは全部で200キロにもなり、各自で持ち帰り保管する。
大豆は出羽地区の子どもたちと昨春に植え、秋に収穫したもの。新型コロナウイルス感染拡大で子どもたちのみそ造りへの参加は見送ったが、いずは味研究会の森岡千登栄代表(65)は「今秋にはみそを使って子どもたちと何か作れるといい」と話した。
(糸賀淳也)