安来産イチゴを使った創作料理を提供する和食料理店「定九郎(さだくろう)」(安来市南十神町)が、果実をふんだんに使った「いちごピザ」などの持ち帰り用メニュー3品を考案した。いずれも主力品種「紅ほっぺ」の香りや甘酸っぱさを堪能できる味に仕上げた。事前予約制で21日に提供を始める。
ピザは直径約20センチで食事用とデザート用の2種類創作。いちごピザは食事用で生地にイチゴソースを塗り、モッツァレラチーズやベーコン、ピーマンなどをのせて焼いた後、生のイチゴを添えた。デザート用の「いちごスイーツピザ」は具材にイチゴジャム、クリームチーズ、安来産タケノコなどを使い、ホイップ状にした豆腐と生のイチゴを飾り付けた。
もう一品は自家製甘酒に牛乳、イチゴシロップ、刻んだ果実を混ぜた「いちご甘酒シェイク」。すっきりした甘さと風味に加え、写真映えするピンクの色合いがセールスポイントだ。
価格は2種類のピザが各980円、シェイクが590円。3日前までの予約が必要。5月上旬ごろまで提供する予定という。
店主の池田純さん(55)は「新型コロナウイルス禍でも自宅で旬の味を楽しんでほしい。安来産イチゴの消費拡大にもつながればいい」と話した。問い合わせは定九郎、電話0854(22)1526。
(渡部豪)