木次ミルクコーヒー
木次ミルクコーヒー

 木次乳業(雲南市木次町東日登)といえば黄色と赤のパッケージが特徴のパスチャライズ牛乳が全国的に有名だが、ネルドリップで抽出したコーヒーと、雲南市や奥出雲町などで育つ乳牛の生乳をミックスした「木次ミルクコーヒー」も約7割を関西や関東に出荷し、各地の自然派スーパーなどに並ぶ。

 布のフィルターを使うネルドリップで抽出したコーヒーは主張しすぎず、生乳と調和する。香料や着色料は使用しない。国産ビートグラニュー糖のすっきりした甘みだけで優しく、小さな子も安心して飲める。

 都内の百貨店で年1回開かれていた島根物産展では、出身者が「懐かしい」と喜んで手に取った。旅行客が同社を訪ねて買い求めることもあった。

 営業部長の加納一美さん(58)は「地元の生乳を65%とたっぷり使っている。冷たいままでもホットでも幅広く楽しめる」と呼び掛ける。

 12年前に改名。それまでは「乳清コーヒー」として30年以上前から愛されているロングセラー商品だ。

 1000ミリリットル=281円、500ミリリットル=162円、200ミリリットル=97円

  (増田枝里子)

  =随時掲載=

 <購入できる店>

 島根県東部=ホック、ラパン、みしまや(大型店のみ)、丸合(一部店舗)、Aコープ(一部店舗)など