幻想的にライトアップされた番傘=米子市中町、山陰歴史館
幻想的にライトアップされた番傘=米子市中町、山陰歴史館

 米子市無形文化財の和傘「淀江傘」の誕生200年を記念した企画展「淀江傘200年~受け継がれた技」が米子市中町の山陰歴史館で開かれ、ライトアップされた色とりどりの傘が来場者を魅了する。3月21日まで。入場無料。

 淀江傘は江戸後期の1821年、倉吉から来た職人が淀江で傘屋を開いたのが始まりとされ、最盛期の大正期には年間17万本が生産された。現在は「淀江傘伝承の会」が技術を伝える。

 会場には淀江で最も多く作られ、日本海側の風雨に耐えうる丈夫さが特徴の番傘が展示され、鮮やかなライトアップで幻想的な雰囲気を楽しめる。蛇の目に見える模様が特徴で、キキョウを模したみやびな糸飾りが目を引く蛇の目傘もある。傘の製造で使う道具も並び、作業工程を映像や写真で紹介している。

 伝承の会の山本絵美子会長(72)は「さらに50年、100年と続くよう願いながら見ていただけたらうれしい」と話した。

 伝承の会や市などが主催。開館は午前9時半から午後6時。火曜休館。淀江傘などをとらえた「淀江の四季フォトコンテスト」が3月1日まで、近くの市立図書館で開かれる。月曜休館。
      (柴田広大)