島根、鳥取両県が5日、それぞれ98人、89人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも4日に確認された。島根では新たに3件のクラスター(感染者集団)が発生した。
島根の居住地別は松江市50人▽出雲市31人▽安来市7人▽雲南市5人▽浜田市3人▽奥出雲町2人。クラスターが発生した松江市内の高齢者福祉施設、安来、出雲両市内の児童福祉施設は、いずれも接触者が把握できており、施設名は公表しない。
出雲市では、市立小学校1校で関係者が感染し、5日から当面、臨時休業する。
鳥取県では入院中の90代の感染者1人が死亡。県内の死者数は計10人となった。
保健所管内別の感染者の内訳は米子35人▽鳥取市34人▽倉吉20人。鳥取市は関係者の感染を受け、市立城北小学校、認可保育施設1カ所を臨時休業・休園する。
倉吉市では市役所職員2人が感染した。庁舎内は消毒済みで、7日以降は通常通り業務を行う。
累計感染者数は、島根6886人、鳥取7295人。5日午前0時時点での確保病床使用率は島根(368床)27・7%、鳥取(350床)22・9%。宿泊療養は島根43人、鳥取125人、自宅療養は島根580人、鳥取1072人。重症者は両県ともにいない。
(佐貫公哉)